インプラントは保険適用?

インプラントは保険適用?

横浜市日吉の歯医者・歯科「横浜日吉おおとう歯科」です。
歯を失って悩んでいる方、インプラント治療に興味はあるけれど、本当に自分に合っているのか迷っていませんか?
実は、インプラントが向いている人とそうでない人がいて、費用面でも気になる点がたくさんあるんです。
今回は、インプラント治療を受けるべき人の特徴や、気になる費用のこと、そしてメリットについて分かりやすく説明していきます。
正しい情報を知ることで、あなたの笑顔を取り戻すための最善の方法が見つかるかもしれません。
インプラント治療は、条件さえ合えば、長期的に見て自然な噛み心地と美しい笑顔を手に入れられる選択肢になります。

インプラント治療が保険適用される条件とは?

通常、インプラント治療は自由診療に分類され、保険適用外です。
これは、インプラントが「審美性」や「機能回復」を目的とした治療であり、健康保険がカバーする病気の治療とは異なるためです。
しかし、特定の条件下では保険が適用されることがあります。
たとえば、病気や事故などで広範囲に顎骨を損傷した場合や、先天的な異常により顎骨が欠損しているケースです。
具体的には、顎の骨が1/3以上連続して失われている症例が対象となり、腫瘍の摘出や外傷などの治療後にインプラントを埋め込む場合です。
また、先天性の疾患による顎骨の欠損がある場合も、保険適用の対象となることがあります。
これらのケースでは、機能的な回復を目的としてインプラント治療が必要とされるため、健康保険が適用される可能性があります。

保険適用となる医療機関の条件

インプラント治療が保険適用されるためには、治療を行う医療機関にも特定の基準が求められます。
一般的な歯科医院ではなく、大学病院や総合病院などの大規模な医療機関で治療を受ける必要があります。
具体的には、歯科または歯科口腔外科を標榜し、5年以上の経験を持つ常勤の歯科医師が2名以上在籍していることが求められます。
さらに、当直体制が整備されており、緊急時の対応が可能な設備が整っていることも条件です。
このような医療機関では、高度な技術と最新の医療機器を使用してインプラント治療を行うことが可能です。
治療を受ける際には、医療機関が保険適用の基準を満たしているかどうかを事前に確認することが大切です。

保険適用外のインプラント治療

一方、保険が適用されないインプラント治療のケースも多くあります。
虫歯や歯周病によって歯を失った場合や、審美性を重視する治療は保険適用外となります。
保険が適用されない理由は、これらの治療が機能回復だけでなく、見た目の改善を目的とすることが多いためです。
インプラントは、入れ歯やブリッジに比べて見た目や噛み心地が自然に近いという特徴がありますが、これが「治療」ではなく「美容」的な要素と判断され、保険適用外とされるのです。
自由診療の場合、すべての費用を自己負担しなければならず、インプラント治療は他の歯科治療に比べて高額になる傾向があります。
したがって、事前に治療の費用や支払い方法についてしっかりと確認し、無理のない範囲で治療を進めることが重要です。

インプラント治療費を抑える方法

インプラント治療費を抑える方法として、まず挙げられるのが「医療費控除」の利用です。
医療費控除は、1年間に支払った医療費が10万円以上の場合に、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。
これにより、インプラント治療にかかった費用の一部を取り戻すことができる可能性があります。
申告の際には、治療費の領収書や明細をきちんと保管しておくことが必要です。
また、高額療養費制度を利用することも検討しましょう。
特に、保険適用のインプラント治療を受けた場合、一定額以上の医療費がかかった際に、その超過分が返金される制度です。
対象となるかどうかは収入や治療内容によりますが、事前に医療機関に相談してみることをおすすめします。
さらに、治療を行う医療機関によっては費用が異なるため、複数の歯科医院で見積もりを取る「相見積もり」も有効です。
自由診療のインプラント治療は、医療機関ごとに料金設定が異なるため、費用を抑えるためには比較検討することが大切です。

インプラント治療後のメンテナンスとケア

インプラント治療後は、定期的なメンテナンスが不可欠です。
保険適用であれ自由診療であれ、治療後のアフターケアを怠ると、インプラントの寿命が短くなり、再治療が必要になることもあります。
歯科医師の指導に従い、日々のセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスを継続することが、インプラント治療の成功と長期的な維持に繋がります。
また、治療後の検診を定期的に受けることで、早期に問題を発見し、対応することができます。
インプラントは天然の歯と同じように噛む力を発揮しますが、ケアを怠るとインプラント周囲炎などのリスクが高まります。
インプラントを長持ちさせるためには、日々のケアが欠かせません。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

大藤 竜樹 | Ohto Tatsuki

日本大学歯学部 歯学研究科大学院卒業後、その後に医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス、品川シーサイド歯科に勤務、院長 就任、医療法人大協組理事 就任、
2020年横浜日吉おおとう歯科 開院、

【所属】
日本歯科保存学会
日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顎咬合学会関東甲信越支部理事
OJ(Osseoinnteglation Study Club of Japan)
JCPG(日本臨床歯周療法集談会)理事
5D-FST

【略歴】
日本大学歯学部 歯学研究科大学院
医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス
品川シーサイド歯科
医療法人大協組理事 就任
横浜日吉おおとう歯科 開院

 

横浜市の日吉駅徒歩5分の歯医者
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