インプラントの平均寿命は?

インプラントの平均寿命は?

目次
インプラントの寿命はどのくらい?
インプラントの寿命を短くする要因
インプラントを長持ちさせるためのケア方法
インプラントと他の治療法の比較
インプラントが寿命を迎えた際の対応

横浜市日吉の歯医者・歯科「横浜日吉おおとう歯科」です。
歯を失った経験のある方なら、誰もが「この治療法は長持ちするのかな?」と不安に思うものです。
インプラントの寿命について、あなたも気になっていませんか?
実は、適切なケアを行えば、20年以上も使用できる可能性があるインプラント。
しかし、そのためには定期的なメンテナンスや日常のセルフケアが欠かせません。
今回は、インプラントの平均寿命や長持ちさせるための具体的な方法について詳しく解説します。

 

インプラントの寿命はどのくらい?

インプラントの平均寿命は一般的に10〜15年とされていますが、実際にはそれ以上の期間使用できるケースも少なくありません。
適切なケアを行うことで、20年、さらには30年以上インプラントが機能し続けることも可能です。
これは、インプラントが非常に耐久性の高いチタン製で作られており、骨としっかりと結合するからです。
このため、インプラントは他の歯に負担をかけずに、自然な噛み心地を提供し続けます。
特に、定期的なメンテナンスを行い、問題が発生した際には早期に対応することで、寿命を大幅に延ばすことができるのです。
長期的に考えると、インプラントは初期費用こそ高額ですが、長期間にわたり機能するため、コストパフォーマンスの高い選択肢といえます。

 

インプラントの寿命を短くする要因

インプラントは非常に優れた治療法ですが、適切なケアが行われないと寿命を短くしてしまう原因もあります。
最も注意すべきは「インプラント周囲炎」です。
これはインプラント周辺の組織に細菌が感染し、炎症を引き起こす病気で、歯周病と似た症状を引き起こします。
進行するとインプラントの脱落リスクが高まるため、日々の口腔ケアが欠かせません。
また、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせの悪さもインプラントに過度な力をかけ、寿命を短くする原因となります。
さらに、喫煙も大きなリスク要因で、タバコに含まれる有害物質がインプラントと骨の結合を妨げ、炎症を引き起こしやすくします。
これらの要因をコントロールし、口内環境を清潔に保つことが、インプラントの長寿命化にとって重要です。

 

インプラントを長持ちさせるためのケア方法

インプラントを長持ちさせるためには、日常的なセルフケアと歯科医によるプロフェッショナルケアが必要です。
まず、毎日のブラッシングが基本で、特にインプラント周囲の歯茎の部分を丁寧に磨くことが重要です。
デンタルフロスや歯間ブラシも活用し、細かい部分までしっかりと清掃しましょう。
セルフケアに加え、定期的に歯科医院でのクリーニングや検診を受けることも不可欠です。
歯科医師がインプラントの状態をチェックし、必要に応じて噛み合わせの調整やクリーニングを行うことで、インプラントを清潔に保ち、長持ちさせることができます。
インプラントの寿命は日々のケアによって大きく左右されるため、これらのケアを怠らないようにしましょう。

 

インプラントと他の治療法の比較

歯科治療の寿命比較

歯を失った場合の治療法として、インプラント以外にブリッジや入れ歯も選択肢として考えられます。
それぞれの治療法を比較すると、インプラントは最も長寿命であり、10年以上持つことが期待されます。
一方、ブリッジは7〜8年、入れ歯は4〜5年が平均寿命とされており、インプラントに比べるとやや短期間で交換が必要になるケースが多いです。
また、ブリッジの場合は、隣接する健康な歯を削って支えにする必要があり、将来的にその歯の負担が増えるリスクがあります。
入れ歯は取り外しができるものの、装着感や安定性に欠けることが多く、定期的な調整や交換が必要です。
インプラントはこれらのデメリットが少なく、自然な見た目と機能性を長期間保つことができる点で非常に優れた治療法といえるでしょう。

 

インプラントが寿命を迎えた際の対応

インプラントが寿命を迎えた際には、まず歯科医に相談することが大切です。
インプラントには通常、5〜10年の保証期間が設定されており、その間に問題が発生した場合には無料または低額で修理や交換が可能です。
保証期間が過ぎていても、適切な診断を受けることで再手術を行い、新しいインプラントを埋め込むことができます。
インプラントが寿命を迎えている兆候として、噛み合わせの違和感や痛み、インプラントのぐらつきなどが挙げられます。
これらの症状が現れた場合には、早めに歯科医院を受診することが、再治療をスムーズに進めるために重要です。
また、寿命を迎えたインプラントを放置すると、周囲の骨に悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的なチェックを欠かさないようにしましょう。

 

インプラントの寿命を最大限に延ばすためには、日常的なケアとプロによるメンテナンスが欠かせません。
適切なケアを行うことで、長期間にわたって快適な使用感と機能性を維持することができます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

大藤 竜樹 | Ohto Tatsuki

日本大学歯学部 歯学研究科大学院卒業後、その後に医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス、品川シーサイド歯科に勤務、院長 就任、医療法人大協組理事 就任、
2020年横浜日吉おおとう歯科 開院、

【所属】
日本歯科保存学会
日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顎咬合学会関東甲信越支部理事
OJ(Osseoinnteglation Study Club of Japan)
JCPG(日本臨床歯周療法集談会)理事
5D-FST

【略歴】
日本大学歯学部 歯学研究科大学院
医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス
品川シーサイド歯科
医療法人大協組理事 就任
横浜日吉おおとう歯科 開院

 

横浜市の日吉駅徒歩5分の歯医者
横浜日吉おおとう歯科
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