インプラントが外れる理由とは?原因と予防策を解説

インプラントが外れる理由とは?原因と予防策を解説

目次

横浜市日吉の歯医者・歯科「横浜日吉おおとう歯科」です。
インプラントが何度も取れてしまい困っていませんか?
その原因は噛み合わせの不調やネジの緩み、周囲の骨の状態が影響している可能性があります。
これらの問題に適切に対処しないと、インプラントの寿命が短くなる恐れもあります。
今回は、インプラントが取れる主な原因や対処法、再発防止のための具体的な方法について解説します。
インプラント治療を快適に続けるためのヒントをお届けします。
読むことで、取れるトラブルへの適切な対応策が分かり、長く快適にインプラントを利用できるようになります。

インプラントが取れる原因とその対策

ネジの緩みが原因の場合

インプラントの土台部分と被せ物を固定するネジが緩むことで、被せ物が外れることがあります。
これは、噛む力の不均一な負荷や、ネジの経年劣化が原因となります。
ネジが緩むと、安定性が低下し、再び噛む力が加わることでさらに緩みが進行します。
定期的な検診でネジの緩みを早期に発見することが重要です。

噛み合わせが原因の場合

噛み合わせが悪いと、特定のインプラント部分に過剰な力がかかり、被せ物が外れやすくなります。
特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合、噛み合わせのバランスが乱れることが多いです。
こうした場合、歯科医師による噛み合わせの調整やナイトガードの使用が推奨されます。

周囲の骨の健康状態が悪いことが原因の場合

インプラントを支える骨が劣化している場合、インプラントの安定性が失われ、被せ物が外れやすくなります。
骨の健康状態が悪化する主な原因には、歯周病やインプラント周囲炎が挙げられます。
骨を健康に保つためには、適切なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。

インプラントが取れた際の正しい対処法

絶対にしてはいけない行動3選

  • 市販の接着剤やボンドを使って自分で装着しようとすること
  • 取れた被せ物を自己判断で戻そうとすること
  • 取れた被せ物を放置し、インプラントに過剰な負荷をかけてしまうこと

歯科医院を受診する際に必要な準備

被せ物が取れた場合は、取れた部品を清潔に保ち、歯科医院に持参しましょう。
部品が破損していない場合は再装着が可能なことが多いため、なくさないように注意してください。
受診の際には、取れた時期や状況を詳しく伝えることで、適切な診断と治療が可能になります。

一時的な応急処置と注意点

取れた被せ物がある部分には、噛む力をできるだけかけないようにすることが重要です。
柔らかい食べ物を摂取し、反対側の歯で噛むことを意識してください。
食事中の無理な負担を避けることで、インプラント本体へのダメージを軽減できます。

被せ物が取れるのを防ぐために必要な習慣

セルフケアで守る

日々の口腔ケアが、インプラントの安定性を保つ鍵となります。
歯垢がたまりやすいインプラント周囲は特にデリケートなため、歯磨きの際には柔らかいブラシを使用し、丁寧に磨くことが必要です。
歯間ブラシやフロスを使って、歯と歯の間や歯茎との境目も清潔に保ちましょう。

定期的なメンテナンスで予防する

セルフケアだけでは落としきれない汚れや歯石は、歯科医院でのプロフェッショナルケアで除去することが重要です。
少なくとも半年に一度の頻度で定期検診を受け、インプラントや周囲の歯茎の状態を確認してもらいましょう。
特に噛み合わせの確認は、長期的な安定性を確保するために必要不可欠です。

ナイトガードの装着

歯ぎしりや食いしばりが原因でインプラントに過剰な力がかかることを防ぐために、ナイトガードの使用を検討してください。
ナイトガードは、睡眠中の歯の動きをコントロールし、インプラントを保護する役割を果たします。
歯科医院で自分の歯に合ったものを作成するのがおすすめです。

インプラントの再治療が必要な場合とは

骨の再生治療が必要な場合

インプラントを支える骨が弱くなっている場合、骨の再生治療が求められることがあります。
骨再生治療は、骨移植や骨補填材の使用により、骨の強度を回復させる方法です。
このような治療は、インプラントの安定性を取り戻すために欠かせません。

被せ物やネジの交換が求められる場合

被せ物やネジが破損している場合、交換が必要です。
破損の原因を特定し、新しい部品を取り付けることで、再発を防ぎます。
この際、正確な診断と技術が求められるため、経験豊富な歯科医師による治療が重要です。

再発防止のための噛み合わせ調整が必要な場合

噛み合わせが原因でインプラントが取れる場合、再発を防ぐために噛み合わせの調整が行われます。
専門的な検査に基づき、力の分散を図る調整を行うことで、インプラントの寿命を延ばすことが可能です。

快適なインプラント生活を送るために

毎日のケアで注意すべきポイント

インプラントの清潔を保つために、歯磨きは1日2回、最低でも2分間かけて行いましょう。
また、フロスや歯間ブラシを併用することで、細かい部分の汚れを除去しやすくなります。
使用する歯ブラシや歯磨き粉は、インプラント周囲の歯茎に優しいものを選ぶことが大切です。

硬い食べ物やストレスが及ぼす影響

硬い食べ物を頻繁に摂取すると、インプラントや被せ物に過剰な負担がかかります。
ナッツや硬いせんべいなどは控え、柔らかい食事を心がけましょう。
また、ストレスは歯ぎしりや食いしばりを誘発し、インプラントへの負荷を増加させるため、適切に管理することが大切です。

プロフェッショナルケアを最大限活用するコツ

歯科医院で受けられるプロケアは、セルフケアでは届かない部分の清掃やトラブルの早期発見に役立ちます。
担当歯科医師とのコミュニケーションを密にし、インプラントの状態やケア方法について定期的に相談することで、長期的な安定性を確保しましょう。

まとめ

インプラントが何度も取れる問題の多くは、ネジの緩みや噛み合わせの不調、周囲の骨の状態に起因します。
これらを防ぐためには、日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが不可欠です。
また、ナイトガードの使用や適切な食生活の維持によって、インプラントの寿命を大きく延ばすことができます。
正しい知識を持ち、適切な対応を心がけることで、快適なインプラント生活を送ることが可能です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

横浜日吉おおとう歯科

大藤 竜樹 | Ohto Tatsuki

日本大学歯学部 歯学研究科大学院卒業後、医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス、品川シーサイド歯科に勤務。院長就任後、医療法人大協組理事に就任。
2020年に横浜日吉おおとう歯科を開院。

【所属】

【略歴】

 

横浜市の日吉駅徒歩5分の歯医者
横浜日吉おおとう歯科
住所:神奈川県横浜市港北区 箕輪町1-24-9 みのわメディカルビレッジ4F
TEL:045-534-6481