インプラントとセラミックの違いは?選び方も解説!

インプラントとセラミックの違いは?選び方も解説!

目次

1. インプラント治療とは?

2. セラミック治療の特徴

3. インプラントとセラミックの費用の違い

4. インプラント治療のメリットとデメリット

5. セラミック治療のメリットとデメリット

6. まとめ

 

横浜市日吉の歯医者・歯科「横浜日吉おおとう歯科」です。
インプラント治療に興味があるけれど、他の治療法との違いがよくわからないと感じていませんか?
失った歯をどう補うかは、多くの方にとって大きな問題です。
インプラントやセラミック治療には、それぞれ異なる特徴や利点があり、どちらを選ぶべきか悩むこともあるでしょう。
今回は、インプラントとセラミックの違いについて詳しくお伝えします。
具体的な治療内容や費用、メリット・デメリットを分かりやすくまとめているので、自分に最適な治療法を見つけるための参考になるはずです。
ぜひ最後までお読みいただき、今後の治療選択にお役立てください。

 

インプラント治療とは?

インプラント治療は、歯を失った場合に人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける外科的な治療法です。
インプラントは、顎の骨にしっかりと固定されるため、自然な噛み心地と高い安定性を提供します。
インプラント体(人工歯根)はチタンでできており、生体親和性が高く、骨としっかりと結合することで強固な土台を作ります。

インプラント治療は以下のようなケースに特に適しています。

・歯を失った部分の歯根を補いたい場合。

・入れ歯やブリッジが合わず、噛み合わせに問題がある場合。

・周囲の健康な歯に負担をかけたくない場合。

インプラント治療は、外科手術を必要とするため、全身の健康状態や顎の骨の量が十分であるかを確認することが求められます。
糖尿病や骨粗しょう症などの疾患がある場合、治療が難しいことがありますので、まずは専門の歯科医師に相談し、しっかりと検査を受けることが大切です。

 

セラミック治療の特徴

セラミック治療は、歯の欠損や虫歯を治療する際に使用される詰め物や被せ物として広く用いられています。
審美的な仕上がりと耐久性に優れていることから、特に前歯など見た目を重視する部分の治療に適しています。
セラミック治療には以下の種類があります:

・オールセラミック:全てがセラミックで作られており、非常に美しい仕上がりです。
特に前歯の治療に適しており、自然な透明感と光沢を持ちます。

・ジルコニアセラミック:強度が高く、奥歯の治療に適しています。
ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれ、硬度が高いため、咬合力が強い方にも適しています。

・ハイブリッドセラミック:セラミックとレジンを混ぜ合わせた素材で、費用を抑えやすいというメリットがありますが、長期的な耐久性は他のセラミックに比べて劣ることがあります。

セラミック治療は、金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがないことや、歯茎の変色を防げるという利点があります。
しかし、セラミックは非常に硬い素材であるため、強い力がかかると割れることがあり、日常的に歯ぎしりをする方には注意が必要です。

 

インプラントとセラミックの費用の違い

歯科治療の費用比較

インプラントとセラミック治療の費用は、治療の内容や使用する素材によって大きく異なります。
一般的に、インプラント治療は高額であり、1本あたり30万円〜50万円ほどかかります。
これは、人工歯根を埋め込む手術や、その後の人工歯の取り付けなど、複数のステップが必要になるためです。
また、医療費控除の対象になることが多いため、確定申告を行うことで一部の費用を取り戻すことができる場合があります。

一方、セラミック治療の費用は、使用するセラミックの種類や治療内容により異なります。
例えば、オールセラミッククラウンの被せ物であれば、8万円〜18万円が相場です。
ジルコニアセラミックは10万円〜20万円程度、ハイブリッドセラミックは4万円〜8万円と比較的費用を抑えられることが多いです。

セラミック治療は、見た目の美しさや耐久性を求める方に適していますが、使用する素材によっては長期的なメンテナンスが必要になる場合もあります。
そのため、事前に歯科医師と十分に相談し、最適な治療プランを選ぶことが重要です。

 

インプラント治療のメリットとデメリット

インプラント治療の最大のメリットは、人工歯根を使うことで、しっかりとした安定性と噛み心地を実現できる点です。
失った歯の機能をほぼ完全に取り戻すことができるため、天然の歯と同様の感覚で食事を楽しめます。
また、インプラントが顎の骨に固定されることで、骨の萎縮を防ぎ、顔の輪郭を長期間保つ効果も期待できます。

しかし、インプラント治療にはデメリットもあります。
外科手術を必要とするため、身体的な負担が大きく、治療期間が長いことが挙げられます。
治療が完了するまでに数ヶ月から1年以上かかる場合もあり、その間は仮歯を使用して生活する必要があります。
また、費用が高額であることもデメリットの一つです。

さらに、インプラントは口腔内のケアを怠ると、インプラント周囲炎という歯周病のような炎症が起こるリスクがあり、最悪の場合、インプラントが脱落することもあります。
定期的なメンテナンスとセルフケアを続けることが、インプラントを長持ちさせるためには欠かせません。

 

セラミック治療のメリットとデメリット

セラミック治療の大きなメリットは、その美しさにあります。
天然の歯に近い見た目を再現でき、透明感や光沢があるため、審美性が求められる前歯の治療に最適です。
また、金属を一切使用しないため、金属アレルギーのリスクがなく、歯茎の黒ずみも防げます。
セラミックは変色しにくいため、長期間にわたって美しい見た目を保てるのも魅力の一つです。

しかし、セラミック治療にはデメリットもあります。
まず、強度が高い反面、衝撃に対しては脆く、割れやすいという性質があります。
特に奥歯の治療で強い噛み合わせの力がかかる場合、ジルコニアなど耐久性の高い素材を選ぶことが推奨されます。
また、セラミックを歯に装着する際には、健康な歯を削る必要があるため、天然の歯を大切にしたい方には向いていないこともあります。

セラミック治療後は、適切なケアを続けることが重要です。
歯ぎしりや食いしばりを防ぐためのナイトガードを使用することで、セラミックの破損リスクを軽減できます。
定期的な検診で治療部分の状態をチェックし、問題があれば早めに対処することが、セラミックを長持ちさせる秘訣です。

 

まとめ

インプラントとセラミックは、失った歯を補うための治療法として、それぞれ異なる特長を持ちます。
インプラントは歯根から再生でき、安定した噛み心地を提供する一方、治療期間が長く、外科手術を伴うため、身体的・経済的な負担が大きいです。
セラミック治療は、審美性に優れ、短期間で治療が完了する反面、強度が高い分、割れやすく、健康な歯を削る必要があるというデメリットもあります。

治療法の選択は、口腔内の状態やライフスタイル、審美的な希望などを考慮し、歯科医師としっかり相談することが重要です。
それぞれの治療法の特長を理解し、長期的に健康で美しい歯を保つための選択をしましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

監修者

大藤 竜樹 | Ohto Tatsuki

日本大学歯学部 歯学研究科大学院卒業後、その後に医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス、品川シーサイド歯科に勤務、院長 就任、医療法人大協組理事 就任、
2020年横浜日吉おおとう歯科 開院、

【所属】
日本歯科保存学会
日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顎咬合学会関東甲信越支部理事
OJ(Osseoinnteglation Study Club of Japan)
JCPG(日本臨床歯周療法集談会)理事
5D-FST

【略歴】
日本大学歯学部 歯学研究科大学院
医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス
品川シーサイド歯科
医療法人大協組理事 就任
横浜日吉おおとう歯科 開院

 

横浜市の日吉駅徒歩5分の歯医者
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