インプラント治療の仮歯が必要な理由とケア方法

インプラント治療の仮歯が必要な理由とケア方法

目次

横浜市日吉の歯医者・歯科「横浜日吉おおとう歯科」です。
治療中に一時的に装着する仮歯がなぜ重要なのか、気になる方も多いでしょう。
仮歯は見た目だけでなく、治療の進行やインプラントの成功率にも影響を与える大切な存在です。
今回は、インプラント仮歯の役割、使用期間、取り扱いの注意点を解説し、安心して治療を進めるための情報を提供します。
インプラント治療への理解が深まり、より快適な治療を目指せる内容となっています。

 

インプラント治療における仮歯の重要な役割

インプラント治療における仮歯の重要な役割

インプラント治療における「仮歯」は、単に見た目を保つだけではなく、治療の成功に不可欠なサポートを担います。
インプラント体が骨と結合するまでの数カ月間、仮歯があることで普段通りに食事を楽しんだり、日常生活を支障なく過ごすことができます。
また、仮歯があることで治療中の不安や違和感を減らし、患者さんが快適に治療を進められるようサポートする役割を果たしています。

仮歯が果たす具体的な役割には、以下のものがあります。

  • 審美性の維持:自然な見た目を保ち、治療中でも周囲に気づかれることなく過ごせる安心感を提供
  • 咬合力の維持: 噛み合わせを保ち、自然な感覚で噛むことができる
  • インプラント体の保護: 治療部位への負担を減らし、インプラント体が骨と結合するまでの重要なクッションとしての役割
  • 歯並びの保護: 仮歯がないと隣接する歯が移動するリスクを防ぐ

このように、インプラント治療中の仮歯は、ただの代用品ではなく治療を成功に導くための重要なパートです。

 

仮歯の装着期間とその影響

インプラント治療における仮歯の装着期間は、通常3~6か月程度とされていますが、これはインプラント体が骨にしっかり結合するための大切な準備期間でもあります。
仮歯を装着している期間は、個人の骨密度や治療部位、使用するインプラントの種類によっても左右されます。
期間が十分でないと、インプラントがしっかりと固定されず、後々の治療結果に悪影響を及ぼす可能性があるため、仮歯の装着期間をしっかり守ることが大切です。

 

仮歯が外れてしまった場合の対処法

インプラント治療中の仮歯が取れてしまうことは、稀にあります。
仮歯が外れてしまう原因としては、硬いものを噛んだり、粘着性のある食べ物を摂った場合が主に挙げられますが、歯ぎしりなどの強い圧力がかかった場合も原因となります。
仮歯が取れた場合、そのままにしておくと治療が進まなくなったり、治療部位が外部の影響を受けやすくなるため、速やかに歯科医院を受診することが推奨されます。

 

仮歯装着中の食事とセルフケアのポイント

インプラント治療中の仮歯は強度が最終的な人工歯ほどではないため、食事やケアの際にはいくつか注意が必要です。

特に食事の際には、仮歯を安全に保つために以下の点に気を付けましょう。

  • 硬い食べ物を避ける: せんべいやナッツ、硬いパンなどは仮歯を破損する可能性が高いため、避けるのが無難
  • 粘着性のある食べ物に注意: キャラメルやガム、餅などは仮歯が取れる原因となる
  • やさしい歯磨きを心がける: 仮歯周辺はインプラント治療部位でもあるため、強く磨きすぎず、やさしく丁寧なブラッシングが重要

特に治療期間中は、インプラント周囲の歯茎のケアや歯磨きも重要です。
歯周病予防としても、仮歯周辺を清潔に保つことで、仮歯とインプラント体が安定し、安心して治療が進められるようになります。

 

仮歯期間中の定期的な通院とメンテナンス

仮歯を装着している間は、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることが大切です。
仮歯の状態やインプラントの進行状況を確認することで、問題が発生していないかチェックすることができます。
また、インプラント体が骨と確実に結合しているかを見極めるためにも、定期的な通院が必要です。
仮歯は治療の過程で外したり調整ができるため、必要に応じて医師と相談しながらメンテナンスを受けましょう。

 

まとめ

インプラント治療における仮歯は、治療の重要なサポート役として欠かせない存在です。
見た目や噛み合わせを保ちながら、治療中の保護の役割を果たし、最終的にインプラント治療の成功へとつながります。
仮歯の期間中には、セルフケアや食事の際の注意点を守りつつ、定期的にメンテナンスを行うことが、長期的に安定した治療結果を得るために非常に重要です。
仮歯の役割を理解し、適切なケアを行うことで、インプラント治療をより安心して受けることができます。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

大藤 竜樹 | Ohto Tatsuki

日本大学歯学部 歯学研究科大学院卒業後、その後に医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス、品川シーサイド歯科に勤務、院長 就任、医療法人大協組理事 就任、
2020年横浜日吉おおとう歯科 開院、

【所属】
日本歯科保存学会
日本口腔インプラント学会
日本顎咬合学会 認定医
日本顎咬合学会関東甲信越支部理事
OJ(Osseoinnteglation Study Club of Japan)
JCPG(日本臨床歯周療法集談会)理事
5D-FST

【略歴】
日本大学歯学部 歯学研究科大学院
医療法人裕正会 イースト21デンタルオフィス
品川シーサイド歯科
医療法人大協組理事 就任
横浜日吉おおとう歯科 開院

 

横浜市の日吉駅徒歩5分の歯医者
横浜日吉おおとう歯科
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