横浜市日吉駅徒歩5分の歯医者「横浜日吉おおとう歯科」です。

あなたの歯茎はきれいなピンク色をしていますか。どんなに白く美しい歯をしていても、歯茎の色が黒いと、かえって歯茎が目立ち、不健康に見えてしまいます。それでは、せっかくの白い歯も台無しです。

歯茎の色は、毎日の歯磨きによる刺激や紫外線などによって、だんだんと黒や紫、茶色に変色してしまいます。これは、別に病気ではないのですが、どうしても口を開けると目立ってしまいます。

そうした歯茎の黒ずみにお悩みの方には、歯茎を健康的なピンク色にする「ガムピーリング」という治療法があります。ガムピーリング治療について、歯茎が黒ずむ原因とともに紹介しましょう。

黒ずんだ歯茎をピンク色に
「ガムピーリング」って何？

ガムピーリングとは、色素が沈着することなどによって変色した歯肉を、健康的なピンク色にする治療法のことです。専用のピーリング薬を塗ったりレーザー照射を行うなどして歯茎を元の色に戻します。

歯を薬剤で漂白するホワイトニングは日本でも、よく行われるようになってきましたが、歯茎の黒ずみをきれいするガムピーリングはまだ、ご存知ない方が多いのではないでしょうか？

ホワイトニングで歯を白く美しくしても、歯茎が黒や紫、茶色に変色していては、いかにもアンバランス。せっかくの歯の白さが引き立ちません。実際、患者さまの中には「歯茎が黒いので、人前で思い切り笑うことができない」という方も数多くいらっしゃいます。

口元の美しさという点においては、歯並びの矯正や歯のホワイトニングと並んで、歯茎のガムピーリングは重要なのです。美しくきれいなピンク色の歯茎を取り戻すことで、口元の印象が明るくなり、整った歯並びや白い歯も映えるのです。

「ピーリング」とは果物や野菜の皮を剥くことです。黒ずんだ歯茎の表皮を剥き、新しい表皮の再生を促すことで、歯茎を元の色に近づけます。

方法としては、主にレーザー照射と薬剤を使った２通りありますが、レーザー照射は歯茎の表面を焼くため、痛みが強く出ることがあります。このため、最近は薬剤を使った施術が多くなってきているようです。

ただし、金属の被せ物や義歯などによる色素沈着は元に戻すことができませんし、効果にも個人差があります。施術前には、よく説明を受け納得したうえで、施術を受けてください。

実際のガムピーリングの流れ

それでは、実際にどのような手順でガムピーリングを行うか説明します。ここでは、薬剤を使った方法を紹介しましょう。

ガムピーリングの１回の施術時間は約30分です。効果には個人差がありますが、早い人では1度の施術で健康的なピンク色の歯茎を取り戻す方もいらっしゃいます。歯茎の黒ずみが強い場合は、程度に応じ複数回に分けて施術します。

1カウンセリングと口内環境のチェック

ガムピーリングを始める前にカウンセリングを行い、患者さまの希望をお聞きするともに、施術の内容や注意点などについてご説明いたします。不明な点があれば、お気軽にお尋ねください。

その後、歯や歯茎の状態など口内環境のチェックをします。

2痛みを和らげる表面麻酔

ガムピーリングに使用する薬剤を塗ると、歯茎が少しピリピリします。この痛みを和らげるため、薬剤を塗る前に表面麻酔を行います。表面麻酔とは、歯茎の表面に塗るタイプのもので、注射ではありません。

3ガムピーリングの薬剤を塗布

施術ではまず、フェノール剤という薬剤を歯茎の黒ずみに塗り、約10分待ちます。フェノール剤にはメラニン色素を除去する効果があり、だんだん表面が白っぽくなります。このとき、もし麻酔をしていないと、歯茎の表面がピリピリします。

その後、エタノール剤という薬剤を塗り、フェノール剤を中和させます。

4薬剤を洗い流し、施術を繰り返す

薬剤を洗い流して、一連の施術は終了です。この後、再びフェノール剤を塗り、「エタノール剤による中和→洗い流し」という一連の施術を3回ほど繰り返して、１回のガムピーリングは終了します。

施術が終わると、フェノール剤を塗布した部分が白くなっていることがわかります。これは黒ずんだ表皮がはがれたためで、1～2週間ほどすると、白い部分はピンク色の表皮に再生します。